寺山修司
昔、どっかのウイスキーのCMだったと思ったが、ランボーの詩集や、とても不思議な感覚を
醸し出す映像、ガウディの建築や道化者が出てくるやつだったと思ったが、そんなのがあった。
なんだろう?この感覚?口では言えないこの流れと雰囲気。
ずっと感じてた。そして探してた。 ある日、古本屋で「寺山修司の仮面画報」という本を見つけた。そこにあったものは ずっと「なんだろう、この感じ」と思っていた事の答えだった。その本にちりばめられた キラキラするものは、大きな衝撃と「ああっ」という崩れるような感じを呼び起こした。
それは、寺山修司と天井桟敷だった。
それから、彼と彼らのことを知るたびに、驚きと重大さとくやしさを感じていった。 もっと、早くから知っていれば...。John Lennonの死をリアルタイムで知りながら 彼らのことを知るのが遅かったためにその事の重大さに気付いていなかった事と同じに思えて しょうがなかった。 天井桟敷は事件だった。 確かにそう思うし、彼の影響は至る所に蒔き散らされていると思う。
今、万有引力という彼の流れを持つ劇団の公演を、欠かさず観に行っている。
私はそこで、POWER、エネルギー、情熱、前向きな力を得ている。場面場面
一瞬の美しさ、力などを全身で浴びるようにして見て、聞いて、感じとる
つまりそれはストーリーよりもきらめき、きらめく瞬間を求めているのだ。
それがそこには在る。
CD-ROM「TERAYAMA LAND」をはじめとして、寺山修司関連のビデオ、ポスター、ポス トカードなどを販売。 |