ムシムシコロコロシリーズNO.19以下の作品のページ
だれでもが楽しむ事ができる、この感覚は万国共通で、子供から老人、また言葉はちがっても

感じあえることそれは笑顔であった。



◎茶wonder碗◎(チャワンダーワン)

(ムシムシコロコロシリーズNo,19)



 お茶わんを傾けてその縁を指で床に押し付けて回してみると、ぐわんぐわんという感じに廻る。んーその上に乗ってみたらおもしろいだろうなあ...乗ってみたい!と、この作品はそこから始まった。形は単純。遊び方も簡単。だがしかし今まで知らなかったその体験する世界は、この作品によって実証されるのだ。さあ、体験してみよう!あなたはスリルを感じるか?不思議を感じるか?


 乗り形の基本型は2つ。『ワンワンよつんばい蜘蛛スタイル』と『リラックス入浴スタイル』です。しかし自分なりの楽しい乗り形、遊び方も発見することができるでしょう。さあ、やってみよう!!




Design Festa14
(2001.11/24.25)
発表




http://www.youtube.com/watch?v=3J8xdjJHqas&feature=related

2002.1.25 「たけしの誰でもピカソ」12回目出演放送は「茶wonder碗」と「空蝉」の2つの作品を展示してムシムシコロコロシリーズ「対話の可能性と触覚」という題で出ました。39点。



空蝉(うつせみ)

(ムシムシコロコロシリーズNo,20)




■[空蝉]の大辞林第二版から 

うつせみ 【空蝉】
〔「うつしおみ(現人)」の転。「うつそみ」とも。「空蝉」は当て字〕
(1)
(ア)この世の人。生きている人間。「―と思ひし妹が玉かぎるほのかにだにも見えなく思へば/万葉 210」
(イ)人間の生きているこの世。現世。世間。「―はもの思(も)ひ繁し/万葉 4189」
(2)〔「空蝉」「虚蝉」と表記したところから〕
(ア)蝉のぬけ殻。[季]夏。《―を妹が手にせり欲しと思ふ/山口 誓子》「―の身をかへてける木の下に/源氏(空蝉)」
(イ)蝉。「夏は―なきくらし/古今(雑体)」




 この木は多分シイノキだろう。荒々しい樹皮を剥ぐと、そこに現れた渦を巻き入り組んだ表皮「うわあ、かっこいい!」。この木を入手して私の中で木に対する認識が変わった。今まで作品に使用してきた木というものの概念に木という生物としての概念が加わってきたのだった。そこから自生している木という木は風景ではなくなった。そしてこの木を最大に生かせる何かにしたいという思いは何ヶ月ものあいだずっとくすぶっていた。それはなにかの機会に見つめたり、触れたりながめたりしながら考えていた。そう、それは1年もの間「お前は何になりたいのか?俺はこれをどうしたいのか?」と対話していたのだ。その思いは突然一つの光を呼んだ。この木肌には手をつけることは出来ない。そして中に入りたい入ってみたい!という思いがはじけてきた。中をくり抜くんだ!そう私は決心した。なんだか昔、排水土管とかトンネルとか防空壕とか縁の下とか、そういうものの場所に入ってゆくのが楽しかった。わくわくしてた。くぐり抜けるとか中に入るとかその感覚を体感することはどういうことだったのか?私はワクワクしてこの難作業に夢中になっていった。

単純なことだが、そこにある意味はとても大きなものがあると思う。


Design Festa14
(2001.11/24.25)
発表


2002.1.25 たけしの誰でもピカソ」12回目出演放送は「茶wonder碗」と「空蝉」の2つの作品を展示してムシムシコロコロシリーズ「対話の可能性と触覚」という題で出ました。39点。



ブエスパ(ぶえすぱ)
(ムシムシコロコロシリーズNo,21)



今回DF14に向けての新作の予定には含まれてなかったが、なんだかムクムクときて手をつけてしまい作りはじめてしまった。アイデアは実際に出来上がり体験してみないと本当の事はわからなく、その事を検証し、確認したくなる。その製作方法は必要とするパーツを個々に作ってゆきその様子からおおまかなサイズが決まって来てそこに判断が加わり膨らんでくる。またアイデアはアイデアを生み厚味が加わる。それは音楽をつくるのといっしょで各楽器やメロディや伴奏が1つの音になるようにコラボレートしてゆく。私の手と思考は偶然と必然が重なってどんどん形ができてくる。それはとても楽しい。



最終的に形になったものもその製作途中もじわじわぐわぐわとはきだしながら。考えたものをペンで書きそれを立体現実化するために作業を開始する。とても時間のかかることなのだが机上だけでは考え付かなかった事をたくさん知ることとなりアイデアはどんどん浮かんでまた新しく知る。完成までの時間には駆け足と集中力が必要で、机上から立体へ立体から机上へ、私のなかより出でたものがそこに実際に確かめられるのはとてもうれしい。


Design Festa14
(2001.11/24.25)
発表





木袋(きぶくろ)
(ムシムシコロコロシリーズNo,22)




サンタがやって来た!青森ヒバの香りを届けに!

MEGA WEBに一度来た時に強く思ったのは、無機質なものばかりの空間だと。そしてもっと強く感じればオイルの香りや鉄の匂いも感じられただろうが、それは生き物の匂いだろうか?ということだった。偶然とは必然であったりする。同じころ材木屋の作業場で大工さんが加工をしはじめ、その家の土台には「青森ヒバ」を使っていた。私はその「青森ヒバ」を削る手伝いをした。むせかえるような主張をする「青森ヒバ」の香りは私に驚きとともにリンクをはじめた。そしてMEGAWEBの空間に香りを届けよう!とはじけた。そこで、届けものといえばサンタクロース、そのイメージは母親の「ふとんを入れるシーツがあるのよねー」の言葉に「それそれ!」とまたリンクは加速した。そのシーツを紅茶とたまねぎの皮で薄く染め「青森ヒバ」の削りかすを袋一杯につめた。フワフワしていながら袋詰めされて重量を増した「青森ヒバ」の袋詰めは、かつて年輪を持った集合体であったことを教えられる重量と主張する香りを体験することで知ることができるだろう。さわって、嗅いで、持ちあげてみよう!

2002 simizzy



ジャイアントスイング

(ムシムシコロコロシリーズNo,23)




今は亡きジャンボ鶴田の必殺技?がムシムシコロコロシリーズで再現される!そして、「ヤア! みなさんこんにちは」 地球の軸とは?




私の記憶の中にあのジャンボ鶴田が「ジャイアントスイング」という技を使ったのを覚えている。確かではないのだが、その記憶を再現すべくこの装置は考案された。今では馳選手の必殺技として、その技が出ると会場内はその回転回数をみんなで数えるという。私の意図は記憶の再現とイメージの確認である。そこに発展するとき軸とはなにか?なすがままに元いた場所に回帰することがその瞬間の間のもどれない過去との違いはなんなのか?という問いが発生する。




Design Festa15
(2002.5/11.12)
発表


ジャイアントスイングの映像は

伊藤さんのページで御覧いただけます。

デザインフェスタのページにもございます。

Doll House noahさんのページにDF16のときの画像があります。




2003/8/26〜9/7「たけしの誰でもピカソ大博覧会2003」 青山 スパイラルガーデン展示

------ジャイアントスイング ジオラマ人形 2003-------
素材:発泡硬質ウレタンフォーム、金網、新聞紙、石粉粘土
人形製作: simizzy
音声装置製作協力:岩田悌次
発泡硬質ウレタンフォーム資材協力:フォモ・ジャパン

DAZED&CONFUSED JAPAN
2003 OCTOBER
に「ジャイアントスイング」
が載りました

2003/6/27「たけしの誰でもピカソ」13回目出演 39点


ムニュムニュ(むにゅむにゅ)ーー「シェ−の活用形」ーー

(ムシムシコロコロシリーズNo,24)




ムニュムニュと揺れる装置の中に横たわって、ハンドルに頭を入れて、脇から腕を差し込み、

そのハンドルを「シェー」のポ−ズで掴み、

身体を回転させることで「身体横全回転」を体験できる装置です。

そしてこれをやるとものすごく汗をかきます。






Design Festa16
(2002.11/23.24)
発表



オーディナリー木製自転車(象頭)

(ムシムシコロコロシリーズNo,25)




昔の自転車「オーディナリー自転車」になぜかものすごく興味を惹かれていたことで、その形状を利用して作ってみたかった。この装置はムシムシコロコロシリーズでは初めて色を塗った作品です。

この装置は曲がることは出来ません。まっすぐしか進みません。いいんです。まっすぐ進め!まっすぐ

高いところは好きなんです。




Design Festa16
(2002.11/23.24)
発表



金魚動(きんぎょどう)

(ムシムシコロコロシリーズNo,26)




でめきんを飼っていました。
水のなかでホバリングというか胸びれを巧みに
つかって体の向きをかえたりと
その浮遊感をイメージしたり
今回のモチーフは金魚です。
すでに飼っていたでめきんの「でめこ」は
死んでしまったので
でめこに捧ぐです。







Design Festa17
(2003.4/19.20)
発表



腰のびーる

(ムシムシコロコロシリーズNo,27)




思い付きでだーってつくってしまったので、よくわからん。健康器具?バック転できる?









Design Festa17
(2003.4/19.20)
発表



滑車の力(スルスル)

(ムシムシコロコロシリーズNo,28)



滑車の組み合わせで引っ張るちからの8倍の
重量を持ち上げることができると本で見たとき
「これは確かめてみなければ!」と思った
ことがきっかけで製作。




Design Festa17
(2003.4/19.20)
発表



覗木+α

(ムシムシコロコロシリーズNo,29)


1、秘密会議をしよう!
2、木の玉をつめたりだしたり
3、どこまで身体が入れるかな?
4、トンネルの出口は?
5、けやきという木は公園とかいろんなところにある。
6、転がるかな?
7、覗いて聞こえる音は?




かごめかごめ

(ムシムシコロコロシリーズNo,30)



「かごめかごめ」は、ほのぼのとした拷問装置?「かごめかごめ」の遊びの中にある集団による囲いの中に独りいて後ろの正面をあてるという遊びと謎めいた歌詞には、ぐるぐるとその中心にむかって歌いながらまわるその構図も含め今思えばは結構無気味だったりします。
しかし今回の新作ではまわりの人は止まったままで中心のひとがかごにのせられまわされてしまうんです。逆転の発想でもありますが、その構図も無気味なんじゃないだろうか?或いは滑稽だろうか?「かごめかごめ」の遊びをモチーフにした新作は個人と社会の構図の象徴的解釈とも言える。   simizzy 2003





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